余り使われていないと思われるLinuxコマンド【tac】

tacコマンドは指定されたファイルの内容を行単位で逆順にして標準出力に書き出します.
早い話,catコマンドを逆さにしたんですねcat->tac.こう考えれば何となく結果が読めてくる.

manを引用

TAC(1)                                                     TAC(1)

名前
       tac - ファイルを結合して逆順に表示する

書式
       tac [-br] [-s SEPARATOR] [--before] [--regex] [FILE...]

       tac [--help] [--version]

説明
       tac   は 指定されたファイルの内容を標準出力に書き込む。その際、レコードを逆順にする (レコードのデフォルトは行単位)。 FILE が一つも与えられないと標準入力から読み込む。また FILE が `-'
       だった場合には、そのファイルには標準入力が用いられる。

       レコードはセパレータ文字列によって分離される (デフォルトは改行文字)。デフォルトでは、セパレータ文字列は (入力ファイル中で後置されていた) レコードの最後に付加されて出力される。

       DOS プラットフォームでは、 tac はファイルをバイナリモードで読み込む。詳細は cat(1) を見よ。

オプション
       -b, --before
              セパレータ文字列を (入力ファイル中で前置されていた) レコードの先頭に付加する。

       -r, --regex
              セパレータ文字列を正規表現として取り扱う。

       -s SEPARATOR, --separator=SEPARATOR
              改行文字の代わりに、 STRING をレコードのセパレータに用いる

       --help 標準出力に使用方法のメッセージを出力して正常終了する。

       --version
              標準出力にバージョン情報を出力して正常終了する。

注意
       プログラムのバグについては bug-textutils@gnu.org に報告してください。
       man ページは Ragnar Hojland Espinosa <ragnar@ragnar-hojland.com> が作成しました。

GNU textutils 2.1         7 October 2002                   TAC(1)